地熱発電所での使用例

地熱発電

一般に地熱発電は、地下深部から蒸気と熱水を取り出し、その中の蒸気を発電に利用します。残った熱水は熱エネルギーを河川等と熱交換し温水として多目的に再利用されていますが、熱水自体には様々は化合物が含まれており、中和させた後、地下深部へ戻しています。
このように地熱発電で生じた排水はpH管理して法規制に従って適切に処理を行い管理を行う必要があります。
排水に含まれるアルカリ成分を中和する為、酸性の溶液を添加しますが、その際の中和工程でスタティックミキサー2800が採用されております。
インラインミキサーで中和すれば、一定条件で攪拌ができるので、安定した中和処理を実現します。また、注入する酸性溶液の濃度が高い場合ミキサーの腐食対策を行う必要があります。
以前はケニックス型を使用されていた地熱発電所様も、腐食の観点からスタティックミキサー2800へご変更頂きました。
スタティックミキサー2800の場合、構造がシンプルなので、特殊材質(チタンやハステロイ)での製造やフッ素コーティングがケニックス型と比べると安価に対応が可能です。廃アルカリ水工程で採用いただいております。

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